ええ、まぁ、そうですね・・・別に簡単とは言いません。
やっぱりね・・・
(でも簡単すぎてもつまんないでしょ?)
プログラムの考え方を少し知ってるだけでもパソコンに対する理解がとっても深まります。身近な例題としてExcel の関数作成を取り上げたいと思います。
例えば、常に1を返す関数を作ってみましょう。
まず、Excelを起動します。次にキーボードの
Alt キー を押しながら F11キーを押してください。
左上に 「Microsoft Visual Basic for Applications - Book1」 と表示された画面が出ましたか?
ファイルメニューから「挿入(I)」→ 「標準モジュール(M)」と選んでください。
左上に「Book1 - Module1(コード)」と表示されたウィンドウが出てくるはずです。
では、その中に以下のように記述してください。
Function one()
one = 1
End Fuction
できたら もう一度 Alt キーを押しながらF11キーを押すとExcelの画面に戻ります。セルのどこでもいいので選んでから、中に
=one()
と書いてください。「1」と表示されましたか? (青い文字部分が一緒ですね)
はい、大成功です。
え?この関数が何の役に立つのか? そうですね、立ちませんね
でも大切なのは、手を動かしてやってみたかどうかです。
どんなことでも、最初は簡単なことからです。
C言語というプログラミング言語があるのですが、その解説書「プログラミング言語C」という書籍の最初の例題は、画面に
Hello World!
と表示するところから始まります。
それに習って、その後のプログラミング言語の解説では、たいてい最初に「Hello World!」の例が出てきます。みんなそんな簡単なことから始めるんですよ。
では、Excelで 「Hello World!」と表示する関数を作ってみましょうか。
関数名は、Greeting (挨拶) とします。だいたい想像がつきますね?
Function Greeting()
Greeting = "Hello World!"
End Function
※ 文字列は、 " (ダブルクオーテーション)で囲みます。
説明を省いた部分は、さっきの手順を見返しながら、やってみましょう。
無事に 「Hello World!」とセルの中に表示できましたか?
プログラムは、順次、選択、反復が出来れば処理が書けます。
順次は、上から順番に処理することです。
選択は、ExcelのIF関数に相当する処理です。
反復は、繰り返しなので、関数だけではできませんが、簡単です。
あと、もう少し、 引数(ひきすう)と変数(へんすう)の使い方を覚えれば、
ほとんどの関数を書くことができるようになります。
思ったより簡単じゃないですか?
(え?やっぱり難しい?、じゃ、あと5回やりましょう ( ̄ー ̄)ニヤリ)
こんな簡単な例、手を動かさなくても分かるよ! と思ってる人もいるかも知れません
でもやってみるかどうかが大事なんです。
例えば、自動車の乗り方が書いてある本を100時間読んでも自動車を運転できるようにはなりません。
最初は、ちょっと難しく感じることも何度もやってるうちにできるようになります。
基本のところで難しいと思って諦めるのはもったいないです。
自動車が運転できるかどうかが重要じゃないです。練習すればできるようになります。
その基礎は、スクールでやれば身につきます。
大切なのは、自動車に乗ってどこにいきたいのか?
行きたいところがあるのなら、(アプリ開発に興味があるのなら)もう一度上から読み返して関数 one() を作ってみましょう。そこから始まります。(Excel ないよーって人、ゴメンナサイ)
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