2012年10月29日月曜日

VBAからはじめてみませんか?

普段は、アプリ開発のコースをおすすめしてしているのですが、今日はちょっと視点を変えてVBA (Visual Basic for Applications)のお話です。

VBAとは、そもそも何かというと、Microsoft Officeシリーズに搭載されているプログラミング環境で、Word、Excel、PowerPoint、Accessやその他マイクロソフト製品のいろいろなところで使える便利な言語です。

Officeのおまけだと侮る無かれ、なんとExcelでテトリス作っちゃった人もいます。

受講生を募集し始めてからプログラミングの受講生も増えつつあるのですが、VBAの受講生も増えてきてます。

VBAを覚えると何がいいかというと実務に活かしやすいということですね。
本格的なプログラミングというと腰が引けてしまうかもしれませんが、ExcelとかWordなら会社のパソコンに大抵入っているでしょう?
つまりOfficeさえあれば、やり始める環境はすでに整ってるわけです。

今まで、Excelで長ーーーーーい関数作ったことありませんか?
VBAが扱えるようになれば、ユーザー定義関数も作れるようになるので、セル上には短い記述で、VBA側にコメントを入れながら整理した形で表現する事が可能です。

他にもマクロで作業を自動化したのはいいけど、ちょっと変更したいだけなのに、どうすればいいのか分からないとか。

毎日ルーチンワークで1時間とか2時間かかってる作業もボタンを押しておけば、自動で終了するように出来るので、他の作業に集中できますよね。

Excelだけではありません、Wordでも自動的にレイアウトを整えたり、Accessで不要なデータを別のテーブルに分割したり、Officeできる操作は、ほとんど何でもVBAで自動化することが可能です。

その気になればインターネットのデータを取得してきたりすることも可能ですし、実はWindowsでできることは、VBAがあれば何でもできてしまいます。

以前のエントリーでも書きましたが、Officeは、表面上の見た目はや機能は結構変わって来ましたが、VBAに関してはほとんど進化がありません。
つまり、一度覚えると長い間活かせるスキルになると思います。

本家、Visual Basicは、バージョン6.0を最後にVB.netという.NET フレームワークになり本格的なオブジェクト指向になったので、少し敷居が高いものになりました。
しかし、VBAに関しては、VB6.0までの、学びやすく扱いやすい環境のままです。

もちろんVisal Basic.netもオブジェクト指向にはなりましたが、学びやすさは、変わっていません。VBAが分かるようになれば、次のステップとしてVisual Basic.netもとても学びやすくなります。

今、スマートフォンブームですよね?
日本では、Windows Phoneってあんまり普及してませんが、Windows Phoneのアプリも作れる環境が整っていて、Visual Basicで作れます。

開発環境に関してもVisual Basic6.0までは、有料で販売されていましたが、Visual Basic.netのExpressというバージョンは、無料で利用することができます。
更にXboxやロボットの開発もできる環境も整えられています。

その入口として、VBAはとてもよい入り口になると思います。
私もはじめて覚えた言語は、Visual Basicでした。

プログラミングに興味はあるけどもやっぱり難しそうだしとか、仕事の効率化や趣味程度ではじめてみたいのであれば、検討してみてください。

実はとっても面白い環境ですよ。

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