2013年6月10日月曜日

スマホの「つながりやすさ」

「業界№1」「顧客満足度96%」って本当なの?
本当なんだろうけど、何を基準にしているの、調査方法はどうしているの?



少し前に、KDDIのiPhoneで、LTEののカバー率が96%と公表されました。
しかし実際は14%だったという問題が話題になりました。
この差は激しいです。

現在、接続エリアや通信速度、カバー率などスマホの「つながりやすさ」の指標は、携帯電話各社によって違うのが実情です。「透明性の高い統一基準」が必要です。総務省も統一基準の作成に向けて動き出しました。

携帯電話各社は調査会社などの調査を使って、「つながりやすさ」を表しています。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯大手3社の主力スマホを対象に、全国1188地点でLTEの接続エリアの広さと速度を実測した日経BPコンサルティングの調査では、3月から4月にかけてドコモが「エリア」「速度」とも首位となった。ソフトバンクは、イプソス社による全国調査で1週間、スマホの「通話接続率」が1位となったことをコマーシャルで打ち出しています。

総人口に対するLTEの利用可能な範囲の比率を表す「人口カバー率」は、大手3社で算出方法が異なります。
ドコモは、市区町村単位でみた算出方法で、庁舎や役場支所すべてで通信できて、初めてその市区町村は「圏内」となる。庁舎や支所のうち1箇所でも通信できなければ、その市区町村は「圏外」となってしまうので厳しいといえます。
KDDIとソフトバンクが採用する「実人口カバー率」では、全国を500メートル四方の格子状に区切り、その一部で通信できれば格子状の範囲全体を「圏内」とする。

総務省によると、スマホの利用者が増えるにつれ、「公表された通信速度が実態と違う」などといった苦情や相談が増加傾向だという。総務省は、8月中にもスマホのサービスの適正なあり方のひとつとして、利用者に分かりやすい「つながりやすさ」の基準を統一する方針を決定する見通しです。

現在のネット社会では、情報・データが氾濫し、簡単に取得できます。
情報・データの信憑性を判断するのも、どう活用するかは個人の判断になります。


「当社調べ」のデータには注意しましょう。



参考:産経新聞

0 件のコメント:

コメントを投稿