2013年5月13日月曜日

スパコンを開発に1000億円投資


5/9配信の産経新聞の記事によると、

文部科学省の有識者会議は8日、理化学研究所のスーパーコンピューター「京(けい)」(メーカーは富士通)の100倍の性能を持つ次世代スパコンを開発する計画をまとめた。来年度から開発に着手し、平成32年ごろに稼働させる。計算速度の世界一奪還を目指して総額1千億円規模の開発費を投じる方針だ。

スパコンの計算速度を競う世界ランキングの最新版が12日発表されました。
「京」は、2位から3位に順位を落としました
1位:米オークリッジ国立研究所の「タイタン」 1秒間に1京7590兆回の計算速度  メーカー:クレイ
2位:米ローレンス・リバモア国立研究所の「セコイア」 1秒間に1京6325兆回   メーカー:IBM
「京」は1秒間に1京510兆回。

この、1000億円の補助金の額が、妥当なのか話題になっています。


国内におけるスパコン市場は富士通のその売上1000億円しかなく、世界的にも約1兆円しかない小さな市場です。
ここに税金で1000億円をつぎ込むのです。

世界ランキング1位のクレイは64億円の開発費で賄い、139億円の営業外利益を得ている。
なぜ1000億円が必要なのか。なぜもっと安く開発できないのか。国がきちんと検証しなければならない問題は多いです。

また、事業仕分(のようなもの)で、「2位じゃだめなんでしょうか」...
いや今回は「3位でいいんじゃないですか」と言われそうです。

私の意見ですが、スパコンの開発は必要だと考えます。
日本の技術力のアップ・世界への主張・技術応用による地震や津波の被害予測の精度向上になります。
ですが、記事を見ているとやはり補助金1000億円は高いです。
少なくして、震災復興等に使ってもらいたいもです。

余談ですが、関連記事を見ていたら「エクサ」という接頭辞が出てきました。
・・・・
10の12乗 テラ(tera) T 
10の15乗 ペタ (peta) P
10の18乗 エクサ (exa) E
10の21乗 ゼタ (zetta) Z
10の24乗 ヨタ (yotta) Y

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